モルディブ旅行想定コスト
本記事では,モルディブでヴィラに滞在し,マリンアクティビティやサンセットディナーなどを満喫できる体験を一例に挙げ,同等の体験を他の場所でバラバラに行うことでコストが抑えられることを説明していきます。
本章ではモルディブでかかるコストを提示していきます。
※夫婦と小学生の子ども2人,計4人家族で仮定しています。
交通費
交通費は,モルディブのマレまでと,マレからホテルまでの水上飛行機代に分けられます。
羽田→マレの航空券代は夫婦と小学生の子ども2人だと約37万円です。
宿泊するホテルがセントレジスヴォンムリリゾートであれば,大人750ドル,子供450ドルで計2,400ドル。日本円で約28万円です。
交通費だけで65万円もかかる計算です。
陸マイラーの方はANAマイルだと152,000マイルと約4万円でマレまでは行けます。
しかし,それでも水上飛行機代+手数料で32万円はかかってしまいます。
一時間足らずのフライトは珊瑚礁の島々を上から見られるアクティビティとしては最高ですが果たして65万円(32万円)を出す価値はあるのか?と考えてしまいます。
宿泊費
セントレジスモルディブで5泊するとサービス料税込で約187万円です。
車が買えてしまうくらいの目が飛び出しそうなくらい高額ですね(笑)
しかし,マリオットポイントであれば42.5万ポイントで宿泊でき,まだ何とかなりそうですね。
※水上飛行機代はポイント泊でもかかります。
滞在費
ご存知の方もいらっしゃると思いますが,食材の輸送費が高額なモルディブでは食費がかなり高額になります。
オーソドックスなマルゲリータピザやスパゲティボロネーゼの例を挙げるとそれぞれ29ドルかかります。これにサービス料税を合わせると1.2がけとなり,約35ドルで4,000円です。
マルゲリータとボロネーゼで8,000円。4人家族では到底足りませんよね?だからこれを倍にすると16,000円。最低ラインの価格のランチでもこれだけかかってくるわけです。
仮にこのような食事を5日間×3食続けると,
それだけで約20万円もかかります。
ちょっと贅沢してディナーへ行こうものなら一食5万円は覚悟しなければなりません。
さらに,12月24日や12月31日に滞在するとガラディナーと呼ばれる強制参加の高額ディナーがあり,リッツカールトンモルディブの例だと年越しディナーで大人一人約13万円かかります。
高額出費を避けたい方はこの二つの日は絶対に避けるべきです。
せっかくモルディブまで来たのだからと,マリンアクティビティをすると
シュノーケリングで最安70ドル日本円で約7,500円。
4人家族みんなで約3万円ほどです。
総計
ここまでかかった代金を合わせると
【モルディブ旅行 総額】
マレまでの航空券代 37万円
ホテルまでの水上飛行機代 28万円
セントレジス5泊宿泊代 187万円
食事代 20万円
アクティビティ代 3万円
総計 275万円
何と275万円もかかってしまいます。
マイルやポイントを使うと,55万円+15.2万ANAマイル+42.5万マリオットポイントまで抑えられますが,それでもなお高額です。
この金額を払ってまで行く価値はあるのでしょうか。
代替案想定コスト
始めに述べた「体験をバラバラにしてそれぞれを突き詰めていけばコストは抑えられつつ満足度は上がる」仮説に沿って代替案の想定コストを見積もってみました。
交通費や移動時間のことを考え,場所を世界に誇る「ミヤコブルー」が美しい宮古島としました。画像などを見比べても決して劣っているとは思えません。
宮古島での必要コストについてご説明します。
交通費
【航空券代】
お盆の一番高い時期で大人二人小学生二人の家族で往復約28万円です。
往復一人7万円と考えるとかなり高額ですね。スカイマークにすると下地島空港着ですが一人4.2万4人で約17万円まで下がります。
ANAの特典航空券で予約できた場合はハイシーズンで一人2.3万マイル,4人で9.2万マイルで予約可能ですがかなりの激戦で予約が難しいですね。
そう考えるとスカイマークを使うのもありかと思います。
【レンタカー代】
宮古島では公共交通機関がほぼ無いので,観光にはレンタカーの利用が必要です。
5泊6日コンパクトカーで最安3万円~です。楽天やじゃらんレンタカーなどでは割引クーポンもあるので最安2.7万円くらいになります。
宿泊費
宮古島でのシュノーケリングスポットでオススメなのが東側にある吉野海岸・新城海岸です。
どちらも船で沖に出なくとも美しい熱帯魚をシュノーケリングでたくさん見ることができます。
この2つの海岸には,併設されたホテルなどは無いので部屋から直接というわけにはいきません。
それなら,それほど遠くない宮古島の東部で1日シュノーケリングを楽しんだ後にゆっくりできるホテルを選べば出費は抑えられます。
例えば,オーシャンズリゾートヴィラヴォーラでは,1棟貸しのヴィラが1泊朝食付きで3万円で泊まれます。
清掃が無いのが欠点なので,それぞれの海岸を一日ずつ楽しむとして2泊すると6万円です。
繁忙期でもこの値段なのは助かりますね。
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後半は,サンセットや食事などをホテルでゆっくりしながら楽しむプランです。
金額を気にしないのであれば宮古島東急がファミリー向けにはとてもオススメなのですが,
コスパがいいのは隣にあるマリンロッジ・マレアです。
繁忙期でも大人2人小学生2人1泊朝食付きで2.5万円です。
3泊でも7.5万円とこの近辺のホテルではリーズナブルです。
東洋一と呼ばれる与那覇前浜ビーチ沿いにあり,西側に位置するのでサンセットがとてもキレイに楽しめます。
少し設備が古いのが難点ですが,価格差を考えると検討の余地ありです。
ちなみに同条件宮古島東急ホテルだと2泊で30万円です。もう笑うしかない!
3人家族までの方や,お子さんが5歳以下の方にオススメがイラフsuiです。
マリオットのポイントがあれば1泊10万ポイント。低層階の部屋なら9万ポイントで宿泊でき,キャッシュよりはお得です。
宿泊者全員サービスのシャンパンディライト&サンセットを楽しめるのは最高です。
イラフsuiであれば空港からの送迎サービスがあり,レンタカーを返却できるので交通費を抑えることができます。
暮らすように滞在したい方には,The Green Terrace宮古島がオススメです。
与那覇湾を望むオーシャンビューでガーデン付きのコンドミニアムで,キッチンがあり調理をすることができるので食費を抑えることができます。
2LDK一戸建ての広々コンドミニアムが1泊6.3万円ならかなりお得です。
プライベート空間を楽しみたい方にはオススメです。
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滞在費
宮古島は観光地の割に食事が安価でとても助かります。
高額になりがちな海の家での食事も宮古そばが500円とかなり安価です。
前半の東海岸での滞在時はホテル周辺にはレストランがあまり無いことが欠点なので,3時をメドに切り上げて更衣などを済ませ,早めのディナーを中心部の食堂でとるのがオススメです。
私がオススメするのは大和食堂。リーズナブルなのにとてもおいしい。早めに閉まるので17時くらいには着いておくとよいです。
後半の滞在で,マリンロッジ・マレアであれば,ディナーとしてはかなりリーズナブルに食事がいただけます。
しかし,雰囲気を楽しむ感じではありません。そこで,となりの宮古島東急ホテルのサンセットBBQを予約するのもありです。
BBQ「マイパマ」では,サンセットを見ながらBBQディナーを楽しむことができオススメです。
料金は大人一人5,800円~,子供3,000円~と少々値は張りますが,旅の最後の思い出となりそうです。
シュノーケリングでは,吉野海岸・新城海岸のシュノーケリングでも十分熱帯魚観賞を楽しめますが,
宮古島の北方にある八重干瀬(やびじ)は世界有数のサンゴ礁群れなので,見る価値大です。
一人当たり9千円とやや高めなのですがじゃらん遊び体験で予約すると割引クーポンが使えるのでお得です。
4人家族だと夫のアカウントで夫+上の子を予約,妻のアカウントで妻+下の子を予約するとそれぞれ1.1万円以上で使える2,100円引クーポンが利用できるので,
総額が3.6万円→31,800円と4,200円もお得に利用できます。
ぜひ八重干瀬の美しいサンゴ礁を間近で見てみてくださいね。
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総計
ここまでかかった代金を合わせると
【宮古島旅行 総額】
宮古島までの航空券代 17万円
レンタカー代 3万円
ヴィラヴォーラ2泊宿泊代 6.3万円
マリンロッジ・マレア3泊 7.5万円
食事代(+東急ディナー) 5万円
アクティビティ代 4.2万円
総計 43万円
もし,航空券代をマイルでねん出できれば9.2万ANAマイル+23万円になります。
モルディブでの滞在では客室が豪華でも滞在費が高額になるので何をするにも萎縮しがちです。
しかし,宮古島では物価が安いので,客室のことを気にしなければ美しい海は決して負けていませんし,アクティブに楽しむことができます。
とはいえ,私は、まだ実際にモルディブで行き滞在体験をしたわけではありません。
そこで,何とか一度行ってみてこの仮説を検証しようと考えています。
この圧倒的な費用の差に見合った体験ができるのか私のような平均年収リーマンにとっては一世一代の大勝負です。
客室の定員問題とも戦いながら,何とかモルディブ旅行を形にしていきたいです。
旅行で体験したいことを突き詰め 満足度を高めよう
本記事では,旅行で体験したいことの項目を上げ,項目一つ一つについては「妥協せず」に「バラバラに」体験していけば,満足感を得つつコストを抑えられるという仮説を立て,
モルディブと宮古島での滞在・体験を比較しながら仮説を検証していきました。
すると,予想通りモルディブ275万円に対して宮古島43万円と圧倒的な価格差が生まれ,それ以上の出費を避けるために委縮した滞在になることが予想されました。
一方,一つ一つの体験を見てみると,新城・吉野海岸でのシュノーケリングは昼食代を除けば駐車場代・パラソル代の1日1,500円のみで利用可能です。
宮古島東急でのサンセットバーベキューは旅の思い出としては最適ですし,八重干瀬シュノーケリングでは世界有数のサンゴ礁を味わうことができます。
同等の体験がリーズナブルに行うことができます。
この考えに足りないのは,「実際に体験してみてどうか」なので,実際にモルディブに滞在し,体験してみて比較をしたことをお伝えしていけたらと思います。
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